カテゴリ
Macoのプロフィール リオ・デ・ジャネイロ日記 Exalta-Rei PianOrquestra Mulheres de Chico リオLIVE日記 TVドキュメント番組取材日記 MacoBrasilグッズ MONOBLOCOのカーニバル 帰国LIVE日記('07-8) LIVEスケジュール('07,12月) LIVEスケジュール('08,1月) MONOBLOCO映像トーク('06) その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2007年 05月 07日
先日の5日、日本の子供の日に、リオ・デ・ジャネイロの国際空港から出発し、約40分程で到着するサン・パウロ州のカンピーナス市というところでの演奏旅行に行ってきました。 ブラジルも色々と旅していますが、ここは初めて訪れた都市で、有名な大学もありそうで、以前にも話に聞いたことがある街でした。私が今回訪れた理由は、“PianOquestra(ピアノ・オーケストラ)”というグループでの演奏会があったからです。 ブラジルのアーティストは、発想が豊かで、アイデア豊富、何でもかんでも自分達のオリジナリティー溢れるものに変化させてゆきます。 PianOquestra(ピアノ・オーケストラ)というグループは、5人のメンバー(4人はクラシック、現代音楽などのピアニスト、そして今回私が担当したパーカッション1人の5人で構成されています)が1台きりのピアノを演奏すると言うもの。 5人が一斉に1台のグランドピアノを演奏すると言うのはどういうことなのだろう?と思われているでしょうが、なんと常識を覆すようにグランドピアノの蓋を開け、ピアノの弦の中に仕掛けをし、ギターピックでピアノ弦を弾いたり、釣り糸をピアノの弦の中に通して音を出したり、ピアノの下に潜って拳骨で叩いて太鼓の音を出したり・・・とグランドピアノ1台を使って、色んな音の可能性を実現させているのです。ピアノ・オーケストラ・グループは、クラシック音楽ブラジル音楽を現代音楽に変えてしまう、というとても興味深いグループなのです。 このグループの演奏音楽のレパートリーには、ブラジルを代表するクラシック音楽家“Villa-Lobos”をはじめ、グループのリーダーでブラジルを代表する現代ピアニストClaudio Dauelsberg(クラウジオ・ダウエルスベルギ)や、彼の演奏仲間でもあるToninho Horta(トニーニョ・オルタ)、ブラジルを代表するコンポーザーMilton Nascimento(ミルトン・ナシメント)、Tom Jobim(アントニオ・カルロス・ジョビン)らの曲があります。これらの曲を完全にピアノ・オーケストラ風にアレンジし、ピアノ1台の全ての部分を使って演奏します。 このカンピーナスで行われた文化財団の劇場での演奏会では、特別に“ビートルズ”のアルバムの中から「Lucyi nThe Sky」と「Yellow Submarine」をピアノ・オーケストラ風にアレンジし、“ラ・バンバ”というラテン音楽の曲をアレンジの中にミックスさせ演奏しました。 実は、私はまだグループの正式メンバーではないのですが、大親友が正式メンバーで彼女の代役をしています。ブラジルはアートの世界でも、こういった友人同士の信頼感が特に強くあって、仕事でも仲間達との絆を第一にします。人との間にある信頼感が先ず大切にされる、というブラジルにある日本とは少し違った社会環境のいい例ですね。
by macobrasil
| 2007-05-07 13:44
| リオLIVE日記
|
ファン申請 |
||