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2010年 11月 26日
現在、沢山の出稼ぎのブラジル人の人達が日本で生活をし働きながら暮らしています。
先日、ブラジルの新聞で報道された出来事なのですが、ブラジルを離れ、4年間日本で働きながら生活をしていたジャーナリストのブラジル人女性が、ブラジルでの新しい生活を試みようと母国、ブラジルに戻ったものの、フラストレーションがたまり日本へ舞い戻った、というニュースが報じられました。 というのも、まだまだ発展途上国の国ブラジルは、日本と異なり国で定められている最低賃金というものが非常に低いのが現状だからなのです。 出稼ぎのブラジル人達が、現在、日本の経済危機の社会で、いつか母国ブラジルへ戻ろうと一生懸命汗と涙を出しながら貯蓄をし、ブラジルに帰ったものの日本とは全く異なるブラジル経済事情を目のあたりにし、戸惑い日本に再び帰ってしまうというケースが多くなっているようです。 日本とブラジルの一般の生活基準というものが、大きく異なるのが一番の原因だと思うのですが、例えば、日本であれば、一般生活の基準というのがあり、人々の生活水準は微妙な違いはあるものの、ブラジルのように貧富の差が非常に大きくある国ではないので、職にさえ就けば何とか人並みの生活が出来る社会なのです。 ブラジルでは、いくら職に就いたとはいえ、最低賃金の低さは、その仕事の内容や職や会社に依って異なり、人並みの暮らしが出来るとは限りません。 例えば、レストランの食器洗いの仕事などを例えると、ブラジルと日本の収入の差は多大にあります。ブラジルでは、いくら定職があるとしても衣食住、そして電気代、電話代やガス代など生活に最低限の支払いをまかなえるとは限りません。 日本の法務省の調べによると2008年の1月から2009年の6月までの 景気後退の時期でさえ、87.574 人のブラジル人達が日本に出稼ぎで入国したと言われています。 そして、今年2010年には月に5千人のブラジル人達が出稼ぎで日本で生活基盤を固めようとしている、というのですから、現在も日本は経済危機と言われ続けていたとしても、ブラジルの基本水準とは大きく異なるのが実情。 ブラジルでは、お金を持っている人だけが、良い教育が受けられ良い暮らしが出来るとよく言われます。 勿論、日本で暮らし、お金を十分に貯めブラジルに戻り幸せに暮らしている人達も実際に沢山いらっしゃるのも事実ですが。 そして、私のように日本人でありながら、言葉も解らずにゼロからの出発でブラジルで生活を始め、満足し生きている人も居るのですから、10人十色。。。。。。。 自分が人生に何を求め何を目的にするか?ということが、 それぞれの人生の道を決める大切な基盤なのだと思います。
by macobrasil
| 2010-11-26 06:52
| リオ・デ・ジャネイロ日記
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