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2009年 10月 30日
ブラジル音楽が好きな方、ブラジル映画ファンの方、又ボサ・ノヴァが大好きな人が必ず耳にした事のある曲、「Manhã de Carnaval」-邦題「カーニバルの朝」。
別名「Samba do Orfeu」-邦題「オルフェのサンバ」は、Luiz Bonfa(ルイス・ボンファ)の代表作の一つです。 この曲がヒットした切欠となった1959年製作マルセル・カミュ監督の名作フランス映画『黒いオルフェ』(近年『オルフェ』としてリメイクされた)のサウンドトラックを手掛け、世界的なボサ・ノヴァ・ムーヴメントの隆盛にヴィニシウス・ジ・モラエ ス、アントニオ・カルロス・ジョビン、ジョアン・ジルベルトらと携わって、一躍注目を集めた伝説的なブラジルのギタリスト、作曲家なのです。 日本にも沢山のBonfaファンが多いと思いますが;;; この映画、「黒いオルフェ(ポルトガル語:Orfeu Negro)」は、マルセル・カミュ監督のフランス・ブラジル・イタリアの合作映画。 1959年カンヌ映画祭グランプリ、1960年米アカデミー賞外国語映画賞を受賞、日本では1960年度「キネマ旬報」ベストテンで外国映画6位に選ばれた作品です。 そして、この映画の音楽にブラジルの代表的作曲家であるギタリスト、ルイス・ボンファと、アントニオ・カルロス・ジョビンが担当したというわけです。 私自身、始めてブラジルが舞台となった映画を見たのが、この映画「黒いオルフェ」だったのでとても思い出の映画ですけれども。 この映画に挿入されている数々の曲がボサ・ノヴァの曲で、特に「「Manhã de Carnaval-カーニバルの朝」、アントニオ・カルロス・ジョビンの「Felicidade‐フェリシダージ(悲しみよ、さようなら)」は、その後ボサ・ノヴァのヒット曲として全世界で大ヒットを飛ばし、今でも、歌い継がれている曲です。 映画の内容は、原作となる1956年ヴィニシウス・ヂ・モライスの戯曲「オルフェウ・ダ・コンセイサゥン」を映画化したもので、ギリシア神話のオルペウスとエウリュディケの物語の舞台を、カーニバルで盛り上がる当時のブラジル、リオ・デ・ジャネイロに移し、制作されています。 映画のサウンドトラックにはルイス・ボンファ(Luiz Bonfá)による「カーニバルの朝」をはじめとしたボサ・ノヴァの古典的な名曲が沢山挿入されています。 またサンバ歌手・作曲家として知られるCartola(カルトーラ)が、ワンシーンだけ出演していることも秘話になっています。 撮影時にCartola(カルトーラ)は、妻のジカともども雑用として雇われたそうです。 この映画、その後1999年に、ブラジルの映画監督であるカルロス・ヂエギスにより「オルフェ」として再製作されています。またヂエギス作品の音楽を担当したのがカエターノ・ヴェローゾなので、より一層といいますか、全く違った感覚、ブラジル人の目から見たブラジル映画作品として生まれ変わっているので見ごたえがありますよ。 Luiz Bonfa(ルイス・ボンファ)は、8年前に既にこの世を去っており、実際に彼の演奏を目で見ることは出来ないのですが、先日実はあるパーティーでこのLuiz Bonfa(ルイス・ボンファ)の甥っ子さん、Tavynho Bonfá(タヴィーニョ・ボンファ)と知り合いました。 Luiz Bonfa(ルイス・ボンファ)を継ぐアーティストは、今はTavynho Bonfá(タヴィーニョ・ボンファ)のみ、だとか・・・
by macobrasil
| 2009-10-30 13:32
| リオ・デ・ジャネイロ日記
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