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2009年 05月 15日
2009年の今年に生誕100年をお祝いしている、ブラジルの有名なアーティストカルメン・ミランダ(Carmen Miranda)をご紹介したいと思います。100年前の1906年に生まれ、もう既にこの世を去ってしまった、カルメン・ミランダという女性歌手は、今のアーティストでいうと、Madonnaのような存在でしょうか? この人以上に、嘗て活躍し、今でもこの世に名声をあらわしている女性歌手は他にいないのではないでしょうか・・・・ 日本人の女性アーティストで例えるとすると、美空ひばりさんのような存在でしょうか??? カルメン・ミランダは、ブラジルそしてアメリカで大活躍を成し遂げたブラジル人アーティストの一人です。 1909年にヨーロッパのポルトガルに生まれ、最後は1955年に活躍をし続けたアメリカのビバリーヒルズで、46歳にして人生の幕を閉じます。 彼女は特に1930年代からめざましい活躍を見せ、39年にアメリカに渡り、歌手、ミュージカル映画の女優として成功を収め20世紀最大の歌姫の一人として当時“女王”として呼ばれていたアーティストです。 彼女のその特徴として今でも有名なのが、頭の上に乗せたバナナ、マンゴなどの南国フルーツ、1メートル53センチしかない身長を隠すためにいつも使用していた底の高い靴、そしてお腹を出した衣装、当時ではそんな大っぴらにお腹を出したスタイルで舞台に登場し、思いっきり華麗にコケティッシュに聞き手を魅了するアーティストは他に類をみなかったようです。 そんな彼女の特徴的なスタイルと才能豊かな歌手力がブロードウェイで仕事をするアメリカ人の起業家の目に留まり、ハリウッド・スターの道を歩むことになります。 カルメン・ミランダが歌ったヒット曲の代表曲としてあげられるのは、「O Que é que a Baiana Tem」、「Tico Tico no Fuba」など沢山あります。 どれをとっても彼女のイメージというものは、その特徴ある派手ないでたち、早口で表情豊かなステージングは、見る人達に陽気さを満喫させてくれます。 そして数々のヒット曲を生み出し、1946年にはハリウッドで最もギャラの高い、そして一番所得税No1のアーティストとして記録されています。 ブラジルでは彼女の生誕100周年を記念して行われいてる様々は音楽記念イベントが行われています。 先日私が見ようと思って出かけた、CCBB(Centro Cultural Banco do Brasil-ブラジル銀行中央文化センター)で、毎週火曜日に、現在リオで大活躍しているアーティストを招いて、このカルメン・ミランダのヒットの数々で100周年を祝うショーが行われています。 私がみようと思って出かけた今週の火曜日は全てチケットが完売状態、来週のチケットも全て完売しているようで、カルメン・ミランダの人気度がヒートアップしているのを目にしました。 彼女の昔の映像を見て、今でもとても新鮮に感じられるのが、彼女の魅力なのではないでしょうか!
by macobrasil
| 2009-05-15 10:33
| リオ・デ・ジャネイロ日記
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